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結婚二年目 その4

結婚二年目 その3続き

最後の電話から三時間が経とうとしていましたが、ミキは帰って来ません。
外は既に真っ暗、二人で最後の晩餐でもしてるんだろうな、と思いながら私はインスタントラーメンにお湯を注いでいました。
自分が巻いた種とはいえ、あのおぞましく恐ろしい悪夢が今日で終わると思うと、そんなわびしさも余り気になりませんでした。

なのに・・・ケンヤから電話が来ました。
今ミキと別れたところか、今更律儀に電話かよ・・・と、半分鼻で笑いながら出ました。

「あっ!気持ちいいぃぃ...あぁぁっ!ひっ!」
「またイクのか?ミキッ!またイクのか?」
「イクッ・・・イクゥゥゥ!」

私は額然としました。
二人はまだホテルにいたのです。
ずっと、ずっと、ずっとセックスしていたのです。
何も考えられなくなりました。

「ミキ、お前何度目だよ・・・。」

半分呆れるケンヤ。

「わかんない・・・。もう、何にもわかんないぃ・・・。」

すがる様に訴えるミキ。

「でも本当に今日はお終いだな。」
「先生、最後イッてないでしょ・・・。」
「うん。でももう何にも出ないよ。」
「うそ。だって、まだこんなに立ったまま・・・。」
「疲れマラ、だよ。ははは・・・。」
「・・・。」

二人は無言になると、フェラ特有のスライド音が聞こえ始めました。

「気持ちいいけど・・・ミキ辛くない?」
「ううん。大丈夫・・・。」
「あああ、マジ気持ちいいよ。玉はもういいよ、敏感になり過ぎかな、ちょっと痛い・・・。」
「先生、いいよ、お口に出して。飲んであげる。」
「ありがとう、でも飲み過ぎだよ(笑)」
「先生が喜んでくれるなら、何でもしちゃう・・・。」

ケンヤはすぐに射精したようです。
そして、何度目か知りませんが、ミキは飲み干したのでしょう。
私は心が折れそうでした。
全てがどうでもよくなりました。
その後ミキから

「もう少しで帰りまーす。先に寝ててね。」

とメールが来ましたが、言われるまでもなく私はベッドに倒れこんでいました。
ケンヤに問いただす気も失せ、全てが投げやりでした。
そして、この結婚生活も終わりだと覚悟しました。

翌日から、私は必要最低限以外はミキと口を利かなくなりました。
丁度この頃から私はこのサイトに投稿を始めました。
自分自身に起きている事を客観的に投稿する事で、少なからず冷静になる事ができたからです。
現実の世界で誰かに相談出来る内容でもないですし、一人でふさぎ込んでいるとどんどん鬱になっていったので・・・。
時々レスポンスのあるこのサイトは唯一私の心の癒しにもなっていました。

口を利かなくなって二日目、いよいよ不安になったのか、ミキは私の顔色を伺うように話しかけてきました。
ここからが本当の修羅場、それは今も続いています。
ですが、修羅場はこのサイトには似つかわしくないですね。
一旦終了します。

趣旨が違ってくるのでどうかな、と思ったのです。
最後まで続けますね。
暫くお待ちください。
こんな事をして誰が幸せになるのか、最初から分かっていたような気がします。
でも、歪んだ欲求に負けてしまったんです。
私が悪いのです。

しかし約一名、ここから幸せをつかみ取ろうとしている者がいます。
今月末にひとつの答えが出ます。
それまでに追いつくようにします。
もう少しだけ、お待ちください。
うまく整理ができません。
少しですが、続きです。

ろくに口を利かなかった二日間、私は気持ちを抑えるのが大変でした。
猛烈な鬱と戦いながら、時にはミキを殴り倒したい衝動に囚われ、しかし根本の原因は私にある事を思い出し気持ちを押さえ込む・・・この繰り返しです。

しかしそんな不自然な状態が続くわけがありません。
ミキも何かを感じたのでしょう。
蒼ざめた表情で二日目の夜、私に聞いてきました。

「タク・・・どうしちゃったの?」

一気に込み上げる思い、私は必死に気持ちを押さえつけながら言いました。

「どうしたって・・・お前が今考えてる事だよ・・・。」

ネクタイを中途半端に緩めてソファに座る私の目の前で、じっと立ちすくむミキの足が小刻みに震えていました。

「ケンヤさんと仲良くしてんだろ。」

大きな目で私を一瞬見つめ、すぐに視線を下に落として押し黙るミキ。
そして、崩れ落ちるというよりは、力が抜けてヘナヘナと座り込んでしまいました。
沈黙は僅か数秒だと思いますが、長く、長く私には感じられました。
ポタポタと涙が床に落ち始め、ミキはかすれた声で小さく、

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。」

と何度も繰り返していました。
ミキはひたすら嗚咽を漏らし続けるだけ。
私も言葉が見当たらず、ガックリとうなだれるミキを見つめるだけ。
口を開いたのはミキでした。
涙でグシャグシャの顔を上げ、はっきりと言いました。

「ごめんなさい、私が全てを話さなきゃだよね。私達、夫婦だもんね。」

ミキの口から「夫婦」という言葉が出た時、私は何故か悲しくなったのを覚えています。

「気持ちを整理してちゃんと話します。だから、少しだけ時間を下さい。」

そう言ってミキは食卓の椅子に座り、考え込む様に下を向いていました。
ガックリと肩を落とす後ろ姿が寂びしそうに震えていました。

私は複雑でした。
彼女を許せない気持ち、裏腹に彼女に謝りたい気持ち。
私は先に風呂に入りました。

ひょっとすると今頃ケンヤに連絡してるのかな?
ボンヤリ考えながら上がると、ミキは台所で夕食の用意をしていました。
全く食欲のない私は、ミキにそれを伝えました。
その時のミキの悲しそうな顔は一生忘れないでしょう。

私は先にベッドに入り、知らない内に眠ってしまいました。
眠りが浅く、早朝目を覚ましてしまいましたが、隣で寝息を立てているミキを見て、なんだかホッとしたのを覚えています。
始発もまだ動いていない時間に、一枚のメモを置いて家をでました。

「焦らなくていい。落ち着いてからでいいので、ミキの正直な気持ちを聞かせて欲しい。」

と。
昼休み、私はケンヤに電話しました。
ミキから昨夜連絡があったか否かを確認する為ではなく、また、先日の事を非難するつもりでもなく、ただ「何となく」連絡を入れなければならない、と思ったからです。

この時点で、私は自分自身を責める気持ちの方がかなり大きくなっていたと思います。
電話に出たケンヤは、割合平然としていた私に少々驚いたようですが、私からするとケンヤの穏やかさの方が驚きでした。
普段の「気のいい兄貴」然としたケンヤではなく、私よりもはるか年上の「大人」のケンヤでした。
ゆったりと、低い声で話すケンヤは私は初めてでしたが、その落ち着いた様子が私にとっては息苦しく、これから起こる嵐の前触れのような気がして、恐ろしさすら感じていました。

「ミキから連絡ありましたよね?」
「連絡?あぁ、まぁね。それで俺もタクちゃんに連絡しようと思ってたんだけどね・・・。」
「謝罪でもする為ですか?」

私はそんな事今更言うつもりではありませんでしたが、ケンヤの低い声を聞いている内に得体の知れない恐怖に苛まれ、自己防衛の為か、或いは強がりなのか、少々語気を荒げるようにして聞いてしまいました。

「謝罪?それはそうなんだけど、もっと大事な話もあってさ。どっちにしろ、男としてタクちゃんには謝罪はするつもりだよ。」

そこからの話、私にとっては絶望的な事ばかりで、冷静さどころか気まで失ってしまいそうな程の内容でした。
ケンヤは感情をあらわにする事なく、次のように担々と話し出しました。
本当は箇条書きで纏めようと思ったのですが、正直うまく頭が働きません。
纏めようと思えば思う程、私の中で収集がつかなくなります。
読みづらいかもしれませんが、会話形式でご容赦下さい。

「ミキちゃんにタクちゃんとセックスするなと言ったのは本当だ。悪かった。でも、ミキちゃんの気持ちを確かめたい気持ちがあった。半分冗談混じりだったんだけど・・・。でもミキちゃんが約一ヶ月間、本当にタクちゃんとしなかったと聞いた時、俺の意思は固まった。直前までは関係をリセットしてタクちゃんに返すつもりだったけど。これは本当だよ。」
「直前までは、って・・・。」
「俺はミキちゃんにプロポーズするつもりだ。その為に事前にタクちゃんに仁義を切るつもりで今日、連絡しようと思ってた。」
「何言ってんすか?頭、大丈夫ですか?」

私の声は恥ずかしい位にうわづっていたはずです。
しかし、ケンヤは相変わらず落ち着いて話続けました。

「タクちゃんは彼女を俺に会わせるのって、三回目だと思ってただろ?でもね、本当言うとね、タクちゃんとレスだった一ヶ月間、しょっちゅうミキちゃんと会っていたんだ。ご免な。」
「・・・。」
「君との約束を破っていたんだ。」
「最悪だ。ミキが会いたいと?」
「いいや、俺が強引に誘った。俺は営業だから日中は結構融通が効く。夕方から誘い出してたんだよ。勿論、ミキちゃん、タクちゃんに悪いって、いつも泣いてたよ。」
「それって、無理矢理じゃないですか?強姦じゃないですかっ?」
「無理矢理か・・・。だけどね、選択肢はいつも彼女に預けてた。嫌がるのを無理矢理にとまでは思わないよ、俺だって。きついかもしれないけど、彼女の意思で待ち合わせ場所にミキは現れたんだから。」
「ミキはあんたに好意を持っているんですか?いつまでも結婚できないあんたに同情してただけだろ!」
「それは俺の口からは言えない。でも、聞いてただろ?逐一携帯で聞かせたよね?それが全てだ。」
「たかが数回会っただけでミキは簡単に男を好きになるはずが無い。俺がミキの体に触れられないでいる時にあんたって奴は・・・どうせミキから聞いて二人で俺の事を笑ってたんだろ!」
「そんな事は聞いていないよ。ミキちゃんがそんな事言う女じゃないのはタクちゃんが一番よく知ってるだろ?」
「あんた、俺に隠れて何度会ってたんだ?」
「一日置きかな・・・。」
「そんなに?ふざけんなよ!嘘つきめ!」

私は完全に自分を見失っていました。
ケンヤが嘘つきに思えて、憎くて憎くて憎くて・・・。

「俺はミキが高一の頃から一緒なんだ。昨日今日会ったばかりのあんたにぶち壊せるわけないだろ!」
「タクちゃん・・・違うんだ。」
「あんたは嘘ばかり付いている。何が会うのは三回まで、だ!」
「タクちゃん、違うんだよ、俺たちは違うんだ・・・。昨日今日の仲じゃないんだ。」
「・・・?」
「タクちゃんには言ってなかったけど、俺はバツイチなんだよ。昔、塾の講師をしていた時に、短いけど結婚していたんだ。その時に当時中三のミキちゃんと知り合ったんだ。」

私の知らない事実が明らかになっていきました。
私は怒鳴る事も忘れ、ケンヤの話を聞いていました。

「彼女が中三の時、俺は塾で彼女に数学を教えていた。彼女は本当に熱心な生徒でさ、苦手な数学も校内トップになる程までになってたよ。でもね、トップを取った日にさ、彼女に告白されたんだよ、好きでしたって。漫画みたいな話だけど、俺の事が好きだったから一生懸命勉強したんだってさ。でも俺は当時結婚してたしさ、ましてやいくら可愛くてもロリコンじゃなかったしね。」
「・・・。」
「塾は高校まで続いたから、俺もそのまま高校生を教える事になった。彼女は中学までだったんだけど、高二の時にまた通い初めてきた。一年ぶりの再開だったけど、見違えたよ。こんなに変わるものかって。メチャクチャ可愛くなってたし、体も色っぽくなってたと言うか、完全に大人の女になっていた。俺はピンと来たよ、彼氏が出来たんだなって。案の定、俺の顔みるや否や、なんて言ったと思う?「素敵な彼氏が出来ました」だってさ・・・。勿論タクちゃんの事なんだけどね。一年ぶりの再開で開口一番これかよって思ったけどさ。嫁には悪いと思ったけど、少し嫉妬したよ。」

私は当時ミキが塾に通っていた事は知っていました。

「塾なんか行かなくても俺が家庭教師やってやる。」

と言っても

「悪いよ。」

と言って遠慮していた事も思い出しました。
今思うと、ケンヤが居たから、なんでしょうかね。

「彼女が高二の冬、俺に相談して来た事があった。彼氏が浮気してるかもしれないって。ただの痴話喧嘩かなって、最初はふざけて対応してたんだけど、この頃からお父さんの病気が一層悪化してね、将来の進路の事もあったりして彼女の落ち込みようは酷かったんだ。こんな時に一番に支えてあげなきゃいけない彼氏って奴は何してるんだって、思えてきてね。それならば俺が支えてあげなきゃだめだって思ったんだよ。でも、他の娘に対して今までそんな事を思った事は一度も無かったのに、ミキだけは違った。どうしても守ってやりたかった。多分、いけない事だけど、彼女の事、好きになってたんだと思う。でね、そういう関係になっちゃったんだよ。講師としてあるまじき行為だと自覚してたけど、自分を抑えきれなかった。」

愕然しました。
僅か高三で不倫をしていたのですから。
そればかりか、私は浮気した事など一度もありません。
恐らく、ミキの勘違いなんでしょう。

しかし、ミキの辛い時に気付かなかったのは私の落ち度だったと思いますが、いくらなんでも・・・。

「二人の関係は春には終わったよ。それは彼女が塾を辞めたから。進学を諦めたんだよ。俺は寂しかったよ...彼女に会えなくなった事もそうだけど、彼女が夢を諦めた事の方が俺は辛かった。悪い事は重なるもんでさ、まあ自業自得なんだけど、ミキとの事が塾にバレて、当然嫁も知るところとなってさ、失恋、失業、離婚のトリプルパンチだよ・・・。」

何となく「嫌な予感」がする時ってありますよね。
ミキとケンヤの寝取らせを始めた当初に感じた漠然とした違和感が何だったのか、この時ようやく分かりました。

「ケンヤさん、同じ過ちをまた侵すんですか?」
「俺は、ミキがそばに居てくれれば何もいらない。ただケジメはつけるつもりだ。」
「ケジメ?」
「俺は会社を辞めてもいい。当然君には慰謝料も考えている。」

ケンヤの覚悟は本当のようでした。

「ミキは俺とは別れないはず。なぜそんな事ができる?ミキが貴方に好意を持っているという自信は一体どこからくるんですか?」
「自信なんか無いよ。ただ自分の感情に素直に行動するだけだよ。俺はね、彼女と今回再開した時、鳥肌が立ったよ。運命だと思った。だからこそ、タクちゃんからの寝取ってくれと言う頼みを拒んだんだ。絶対に戻れなくなると思ったからね。彼女の君に対する想いと同じ位の想いは俺に向けていてくれていると思う。」
「何を根拠にそんな事を!」
「根拠はあるさ。俺達は何度も何度も愛し合った。メールのやり取りも数え切れないくらい残してある。俺はラブレターだと思っている。」
「笑わせるなよ、そんなわけないだろ。」
「俺は何も恐くない、ミキを失う事以外は。タクちゃん、何ならメールを見せてあげようか?」
「そんな事、よくできるな。」
「君が納得するのなら、見せてあげてもいいよ。でもね、これだけははっきり言っておく。俺はミキにプロポーズする。君がこの事で俺を訴えようとどうしようと、俺は全てを受け入れるつもりだ。」
「分かったぞ、俺があんたにミキを寝取らせた事を言うつもりだな?セコイ奴だ。」
「そんな事はしないよ。引き受けた以上俺も同罪だと思ってるし。ミキをハメた事には違いない。」

結婚が決まった時、彼女の両親が私達に対して、よく

「立派な企業務め。」
「安定した会社。」
「女は男に好かれて結婚するのが一番幸せ。」

等言っていたのを思い出しました。
当時は難関をくぐり抜けて今の会社に入れた事を誇りに思っていましたし、私達に対する祝福の言葉であると単純に嬉しく思っていました。

私の浮気疑惑についてですが、私には全く心当たりがありません。
もし仮に疑われていたとしたなら、ミキからその事を問い詰められたり咎められたりしていたとしても不思議ではないはず。
でも、当時それらしき事は一切言われていません。
ミキがケンヤに近づく為の口実として私の浮気をでっち上げたのであれば辻褄はあいますが・・・。

ケンヤ夫婦の離婚についても、ケンヤの奥さんは被害者ですから、相手(ミキ)に対し何らかのアクションがあるはずですよね。
考え出すと頭がおかしくなりそうです。
私はミキを愛しています。
今まではこんな事を計画した私が一番悪いと思っていました。
でも今は誰が悪い、という事ではなく、ミキは本当に私の事を愛しているから結婚したのかどうなのか、朝からこの事を考えてばかりいます。
本当に好きなのはケンヤだけど、生活力が無いから渋々結婚相手としては私を選んだ。
そんな事がまかり通る世の中ならば、私は誰を信じたら良いのでしょうか。

結婚二年目 その5に続く

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