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結婚二年目 その3

結婚二年目 その2続き

その日の夜、思いがけずケンヤからメールが来ました。

「昨晩の報告も出来てないのに言いづらいんだけどさ、ミキちゃんから誘われちゃったよ。来週また会おうって。なんかあった?」

私は愕然としました。
今朝言ったばかりなのにもうミキはアクションを起こしているとは・・・。
私は任せますとだけリメールしました。
すぐにケンヤからメールが。

「じゃあ会っちゃうよ?それと昨夜の報告はどうする?聞きたい事ある?」

携帯からの連絡で充分でしたので、特に聞きたい事はありませんでしたし、聞く気力もありませんでした。

「別にないですよ。ケンヤさんはどうでした?」
「どうって、そりゃ最高の夜でしたよ!本当羨ましい!本気で奪いたくなるよ!盗っちゃって、いい?って冗談だけど。それくらい良かったなぁ。」

ミキをひたすら褒めまくるケンヤのメールを見て改めて自分の嫁が最高の女である事を再認識し、少しだけ鼻が高い気がしました。
嫁の浮気相手の褒め言葉にいい気になる自分は馬鹿な男でした。
ケンヤは少々調子に乗ってあれこれとメールしてきました。

「感じやすいコだし、あの腰使いは反則だよ。タクちゃん、よく仕込んだもんだ!可愛い口で一生懸命頑張ってくれる表情も最高だった!早く来週にならないかな~。」

私は目を疑いました。
口で頑張るって・・・まさかフェラの事を言っているのか?
まさか・・・まさか・・・。
今まで一度もさせた事のないフェラをケンヤにはしてあげたのだろうか・・・。
頭が混乱しそうでしたが、聞かずにはいられませんでした。
私はカマをかけるようにして聞きました。

「ミキのフェラはどうでした?ケンヤさんの彼女達と比べたらまだまだかもしれませんけど。」
「いやいや、そんな事ないよ。最初ちょっとぎこちなかったけど、あーしてこーして言ったらめちゃ上手くなったよ!タクちゃんはあまりフェラはさせてないのかな?」
「ええ、まぁ、それ程好きじゃないんで。」

そうリメールするのが精一杯でした。
でも、ケンヤからの次のメールは衝撃的でした。

「そうなんだ。今度お願いしてみなよ。タクちゃんに悪いと思いつつもちょっとだけ教えたらもう凄いのなんのって!四回中一回は我慢出来ずに口内でした。ごめんね!」

この男の明るさは天然なのでしょうか。
私は返す事もできず、ただ呆然とするだけでした。

ケンヤからの連絡で、ミキがケンヤにフェラした事が確実になりました。
私はあの日の後、ミキと何度かキスしています。
あんなに柔らかくて小さな唇、激しく吸うと壊れそうな華奢な唇だと思っていたのに・・・。
男の醜く勃起したペニスを咥えて射精させるまでスライドさせて、しかも口の中で受けるなんて・・・。
信じたくありませんでした。
ケンヤ曰く、

「全部飲んでくれた。」

その日の夜、私はミキを抱いていました。
一度射精し、マッタリとしていた時です。
ケンヤのフェラの話は、一時も頭から離れる事はありませんでした。
思えば思う程に、私のあそこは硬度を増していきます。
私は再び愛撫を開始し、指で再度ミキをイかせた後、思い切って行動に移しました。
少しづつ、私の股間をミキの顔に近づけていったのです。
目を閉じてウットリしていたミキがゆっくり目を開けた時、私の勃起し切ったペニスが目の前にあったのです。
ギョッとした表情を浮かべるミキ。
一瞬眉間に皺を寄せる様にしていたのをハッキリと見ました。

「びっくりした・・・。どしたの?」

すぐに笑顔になりましたが、明らかに固い表情のミキを見て、私は腰を引きました。
本当にショックでした。
あのミキの表情、ケンヤには口内射精させる程のフェラチオをしてあげるのに、私のベニスはまるで汚いものでも見るような目を一瞬でもしていたわけですから。
私のペニスは一気に硬度を失いました。

「今日はもう寝るか。」
「分かった。」
「・・・。」

ほんの少しの沈黙の後、ミキが気まずそうに口を開きました。

「あの、ゴメンね。あんなに近くで見たことなかったから・・・私も練習しなきゃだね。」
「いいよ、無理しなくて。」

そう答えるのが精一杯でした。
ミキは心をケンヤに奪われてしまったのかもしれない、たった一度しか抱かれていないのに。
ケンヤ本人は認識していなくとも、イケメンはそれだけで罪だと思いました、この時は。
顔が良ければそれだけで女はなびいてしまう、と本気で思っていました。
今思うとこの浅はかさが修羅場を招く原因の一つにもなったと思います。
この時点で気づいていれば後戻りは出来たかもしれません。

そして週末、ミキはケンヤに抱かれました。
二度目です。
クラス会の時の友人に会いに行く、と言って。

勿論前回同様ケンヤからは随時携帯に連絡が入りました。
内容についても同様に、最初は多少嫌がるミキも、感じ始めると積極的に声を出す、という展開でした。
今回は写メはありませんでしたが、私自身触れずに射精するには十分な程の興奮をもたらす内容でした。
例の件があったせいか、やたらとフェラの音が気になってしまいました。なぜここまで献身的にするんだと思うくらい。
お互いの性器を舐め合うなんて事、私がした事もない事をミキは進んでしていたと思います。
全てが終わった後にケンヤから連絡はなかったので、回数だとか他の情報は一切ありませんでした。
ただ、少なくとも携帯の向こう側でミキは二度はイッていたと思います。

その後一週間程何もなく、ケンヤからの連絡もありませんでした。
私の方はというと、あの事件からミキとはセックスしていませんでした。
ケンヤとしている最中は異常な程興奮するのですが、私も少し意固地になっているところがあり、ミキが自分から誘ってくるまでは絶対にこちらから誘わないと決心していたからです。
しかしレスのまま一ヶ月が過ぎようとしていても一向にミキから誘ってくる気配はありませんでした。
こんなに間が空くのも始めての事でした。

ケンヤとのセックスで充分満足できたから私のペニスは必要ないのか、と嫉妬で狂いそうになりながら考えていました。
いい加減、私の欲求不満も爆発しそうになり、勇気を出してミキに単刀直入に聞いてみました。

「俺たち、最近ずっとしてないよね?」
「ん、そうね。でもタクも疲れてんでしょ?」

全くいつも通りの表情で答えた内容がこれです。
私は居てもたってもいられず、翌日仕事中にケンヤに電話しました。

「ケンヤさん、最近連絡ないですね?どうかしたんですか?」
「えっ?別に何もないよ。どしたの?」
「いや、実は最近ずっとレスなんですよ。もう溜まっちゃって。」
「え?そうなの?なんで?」

私はフェラの件を言いそうになりましたが、グッと堪えました。

「なかなかお互い忙しくて(笑)また激しく興奮したいなぁ。」
「それって、また抱けって事かい?」
「ん、ケンヤさんが良ければ。」

また心とは裏腹の事を言ってしまいました。
本当はもうミキと縁を切って欲しいくらいの心境だったのですが、目先の欲望を優先させたのです。

「分かった・・・。」

その一言だけで電話が切れ、数分後に電話が来ました。

「ミキちゃんと連絡とれたらメールするよ。でもタクちゃん、大丈夫?」
「何がですか?」
「いや、なんかさ、余りに普通にそんな事言うもんだからさ。ちょっと麻痺しちゃってないかなって、ね。」

私は助け舟をケンヤに出されたような気がしました。
正直なところ、少しホッとしました。

「麻痺ですか。そろそろ潮時ですかね。」
「そうかもよ。ミキちゃんだって意思のある人間なんだから。俺が言うのもおかしいけどね。」
「じゃあ、今回で最後にしますか?」
「そうだね。正直俺も半分麻痺しそうだったからね。」
「じゃあ最後、キッチリミキを抱いてあげて下さい。」
「分かったよ。ちゃんとミキちゃんリセットして返すからね。」

リセットと言う言葉の意味が分かりませんでした。
既に起こってしまった事実は消えるはずもないのに。
まさかミキを記憶喪失させる?なんて考えたりしていました。
今思うと本当に馬鹿な私です。

そして最後の寝取られとなりましたが、ここから大きく三人の運命が動き出します。

週末の午後からミキは出かけていきました。
私は気持ちよく送り出す気分になれずにいましたが、そんな気持ちは顔に現れていたのでしょう。
ミキは不安げに私の顔を覗き込む様にきました。

「タク、どしたの?具合悪い?」
「いや、別に・・・。」
「何か、元気ないよ。」
「・・・。」

下から覗き込む様にしていたミキはスッと背筋を伸ばし、やや伏せ目がちにしながらいいました。

「私、行かない方がいい?」
「え?」
「だってそんな寂しそうな顔するんだもん。」

私はミキにまで助け舟を出された様な気がしました。
ケンヤには今回が最後と言いましたが、何故かミキを見ているとこのまま出ていったら戻ってこないかも・・・そんな女々しい気分になりました。

「うん。行かないで欲しい。」
「・・・。」

少しの沈黙が苦しくて、私は無理に明るくしながら続けました。

「やっぱ、休日にミキがいないと俺寂しいな(笑)」
「・・・。」
「なぁ、また今度にできない?今日は俺とデートしようよ。ほら、映画最近見にいってないしさ。」
「・・・。」

私の空元気な声だけが虚しく部屋に響いてました。
ミキは思いつめるようにやや下方の一点を見つめたまま黙っています。
私は

「行くのやめる。一日タクと一緒にいる。」

という言葉を期待していました。
しかし沈黙の後、ミキが言った言葉は違いました。

「ゴメンね・・・。」

期待しながらも半分諦めていた私ですが、私の目を真っ直ぐに見つめながら言うミキを見て、並々ならぬ決意みたいなものを感じました。
思えばここ一ヶ月、ミキの方からこれだけ目を合わせられた事は無かったかもしれません。
ミキは恐らく私に対しての罪悪感からいつも視線を微妙に逸らしていましたから。
やっぱりか・・・そう思いながらミキの瞳をただ見つめる事しかできません。
金縛りにあったように体はおろか、言葉すら出なくなっていました。

じっと私を見つめるミキの大きな瞳にうっすらと涙が浮かんできた時です。

「あははは、タク無理言わないでよ!もう約束しちゃった事だし!皆楽しみにしてるしさ!」

無理矢理笑顔を作ってミキは出ていきました。
私はドアをただ見つめていました。
ミキは行ってしまった、ケンヤに抱かれる為に私に嘘をついて。
私の願いを振り切って・・・。
私よりケンヤを取ったのです。

我に帰った私は、次第に言いようのない恐怖感に支配されていきました。
もう二度とミキは帰ってこないのかも知れない、そう感じ、気付いたらケンヤに電話していました。
私は半分パニックになりながらも、必至だったと思います。

「ケンヤさん?今ミキが出て行っちゃいました!」
「あれタクちゃん?どうしたの慌てて?」
「ミキが出て行ったんですって!」
「出て行ったって。だって今日これからでしょ?」
「だけど、知ってますよ、そんな事・・・。」
「タクちゃん、何かあった?変だよ?何パニクってんの?」
「ミキと会ったらすぐ帰してください。」
「えっ?なに急に?」
「だから!すぐミキを帰せって!」
「・・・。」

一呼吸置いてケンヤは穏やかに言いました。

「タクちゃん、それはダメだよ。今日は帰さないよ。」
「どうしてですか!?」
「何があったか知らないけど、約束しただろ?俺は何度も確認したはずだよ?それでも良いって言ったのはタクちゃんだよ?」
「気が変わったんです!」
「タクちゃん、勝手すぎるよ。俺だって色々忙しい中で今日のスケジュール開けたんだから。俺だっていろんな事情がある中で、今まで君の性欲を満たす為に、それ中心の毎日を過ごしてきたんだよ?」
「でも、ミキはケンヤさんを好きになり始めています。俺よりもケンヤさんを選んだんです。」
「タクちゃん、俺達大人だよな?今更やめてくれよ。そんな危険性がある事はちょっと冷静に考えればあり得る事だろ?まさかそんな事も考えずに今までミキちゃんにあんな事させてたのかい?大体、タクちゃんはミキちゃんをつなぎ止めようと努力したのかい?ただ寝取られに興奮して自分自身の性欲だけを満足させてただけだろ?」

私は言い返す事が出来ませんでした。
ケンヤの言う通りです。

「もしもだよ?もし今までの事をミキちゃんが知ったらどう思う?これまでの行動に妻に対する愛情は微塵も感じられないよ?」
「まさか、ミキに言うつもりですか?」

私は心臓が凍りつきそうでした。
そして、始めて後悔しました。
これまでの行為がどれ程危険な事なのかをやっと認識したのです。

「そんな事はしないよ。でもね、タクちゃんが仕掛けたこの事で、俺自身も予想できなかったくらいにミキちゃんは変わったと思う。それは俺も感じていたよ。」
「ミキが・・・変わった・・・。」
「とにかく、今日はミキちゃんを返す事はできない。それだけだ。」

そう言って一方的に電話が切れました。
薄暗い部屋の中で、私は情けない事に涙を流していました。
何よりも大切な人を失うかもしれない、後悔してもし切れない思いで、鬱な気分に押し潰されそうになっていました。
私はケンヤとミキに何度も電話しましたが、電源を切られていました。
八方塞がりの状態、私はただケンヤからのいつもの連絡を待つしかありませんでした。
そして約一時間後、ケンヤからの電話が入りました。

ミキが出かけて僅か一時間後です、ケンヤからの電話は。
いくら何でも早過ぎる、と思いつつ、恐る恐る電話を取りました。
携帯を耳に押し付けました。

「タクちゃん・・・俺だけど。」
「・・・。」
「約束は約束だから、随時携帯で報告するよ。」
「ミキは?」
「今シャワー。」

ミキがケンヤに抱かれる為にシャワーを浴びている、生々しい情景が目に浮かび、私は心が張り裂けそうでした。

「もう出てきそうだから切るよ。」

一方的に電話が切れた後、写メが届きました。
ベッドの下にミキの服が無造作に脱ぎ捨てられている現場の写メでした。
さっきまで身に付けていた黒のミニスカートもはっきり確認出来ました。
几帳面なミキは普段から服を脱ぎ散らかすような事は絶対にしないのに。
しかも今回の写メには、自身の存在を誇示するかのように、ケンヤのペニスが一部写っていました。
ケンヤのそれは、脱ぎ散らかされたミキの服に向けて恐ろしいまでにそそり立っていました。
大きさはそれ程でもないように見えましたが、ほぼ真上を向いており、グロテスクに赤黒く光っているようにも見えました。

これをミキは口に含んでいくのか、
これがミキのあそこに挿入されるのか、
そう考えるだけで意識を失いそうになるくらい、正直なところ、興奮してしまいました。

それから数十分後、再び電話が鳴った。
受話器の向こうから聞こえてくるのは、シーツの擦れる様な音。
二人の声は何も聞こえない。
暫くモゾモゾするような音が続いていたが、いきなりミキの声が聞こえた。

「あっ・・・そこ、ダメだって・・・もう・・・ダメ・・・いや・・・。」
「・・・。」
「ダメダメダメっ!ああああっ・・・ちょっと・・・あん・・・やだ・・・。」
「はは、可愛いよ・・・。」

そして、抑えていた声を一気に開放するようにミキが喘ぎ出した。

「あぁぁぁっ!いやぁぁぁ、ん、ん、凄い・・・。」
「ミキちゃん、もう入れる?ん?入れる?」
「あっ、ダメ・・・いやぁぁん・・・。」
「どうする?入れて欲しくないの?」

微かにグッチャグッチャという粘り気のある音が聞こえた。

「いらない・・・いらないし・・・あ、あぁぁっ!」
「じゃ、やーめた。」
「イ・・・ジワル・・・。」

消えそうな声で不満気に言うミキ。

「タクだったら絶対そんな意地悪言わないのに・・・。」
「そりゃタクちゃんはミキちゃんの事愛してるからでしょ?すぐ気持ちよくさせてやりたいんでしょ?」
「そう・・・よ・・・私だって・・・。」
「えっ?なに?聞こえないよ?」
「私だってタクの事、世界で一番愛いしてますよ~だ!」
「はいはい、良かったね~。」
「もう、本当イジワル・・・。マジムカつく・・・。」

凄く馴れ馴れしい会話だと思った。
少なくとも、それまでの二回とは比べ物にならないくらい、ミキの態度は変わったと思った。
ケンヤが言っていた「変わった」というのはこの事だったのか?

「あっ!イキナリ・・・。そこ・・・。いやぁぁ・・・。」
「ミキちゃん、どうなの?入れなくて本当にいいの?」
「ズルい・・・ズルいよぉ、先生・・・。」
「入れて欲しいなら、あれしてよ。」
「・・・」

それにしても一瞬、ミキがケンヤの事を「先生」と呼んでいたのは何故だろう・・・プレイの一つなのだろうか。
あのミキがそんなセックスプレイを演じるなんて信じられなかった。
ケンヤから「あれ」を促され、二人は体制を変えていたのか、ガサゴソと動く音がした。

「ねぇ先生。あの、お口でするから、入れてくれるの?」
「そうだよ。なんで?」
「そうじゃなくて・・・えーっとさ・・・。」
「何だよ、はっきり言いなよ。」
「もういい・・・。」
「気持ち悪いなぁ(笑)何だよって。」

だだをこねるミキと、聞き出そうとするケンヤ。
押し問答が続いた後、私は耳を疑った。

「だからぁ、さっき言ったじゃん、その、タクはさ、私の事愛してるから、すぐ入れてくれるって。先生はどうなのかなって・・・。」
「あぁ、そんな事か。勿論、愛してるよ。」
「本当?」
「うん、本当。」

ミキは何も言わず、その代わりジュッジュッという、フェラ特有の音が聞こえ始めた。
それもいきなりかなりのハイペース。

「うわ~ミキちゃん、いきなり凄すぎ・・・。」

時折ミキの

「んぐっ。」

という明らかに何かを口に咥えながら苦しそうにする声が聞こたり、ブブブッという思い切り吸い上げるような下品な音がした。

「ああ、気持ちいい~、ほんと上手くなったよ。」
「うれ・・・ひい・・・。」
「タクちゃんも喜んでるでしよ?こんなに可愛い子がこんなに上手になっちゃって。」
「・・・。」

何度も言うが私はミキに咥えられた事がない。
それ以前に先日は拒否されたも同然だった。

「ああ、ミキ、ヤバイわ。出そうだよ・・・。」
「・・・。」

無言のまま、卑猥な音を携帯は鮮明に拾っていました。

「マジ出るって。ミキ、ああ・・・いいんだな?出しちゃうよ?出すって事は、分かってるよな!」

ケンヤの呻き声が聞こえ、一気に静まり返った。

「ん、うふん。薄いかも・・・。」
「ああー、死ぬかと思ったぁ~ちょっと最近出し過ぎかもね?(笑)」
「もう・・・バカ・・・。」

どう否定的に考えても口内射精の後、飲み干しているのは明らかだった。
そして携帯は切れた。
薄暗い部屋の中で茫然自失、しかし、次第に鼓動が収まるに連れ、何となく釈然としない事に気付きました。
ミキがケンヤを「先生」と、ケンヤはミキを呼び捨てにしていた事、そして少なくとも聞いた限りではミキは躊躇なくフェラ、精子を飲んでいた事、の二つです。
僅か二回しか会っていないのに、ミキはまるでケンヤの掌の上で踊らされているようでした。
これが寝取られプロのケンヤの実力なのでしょうか。

私が知っているミキのあの小さな可愛い唇は、私とキスをする為だけにあったはず。
柔らかくて温かくて、その感触だけでも私は幸せを感じる事が出来ました。
でも今はあのガチガチに勃起したケンヤの醜いペニスを一杯に頬張り、百戦錬磨のケンヤをフェラだけでイかせる為だけに使っていたのです。

嫉妬で鬱状態のところに再びケンヤからメールが届きました。
今度は短い動画が添付されていました。
私ははやる気持ちを抑え、しかし慌てて中身を確認しました。
薄暗い映像の中で、肌色が画面一杯にに広がり、大きく揺れ動いていました。
ピントもイマイチでしたが、やがてそれは黒々としたミキの股間そのものをアップで写そうとしたものだと分かりました・・・。
余りに近すぎて画像がボヤけて酷かったのですが、ある時綺麗に対象を捉えました。
ミキの股間の向こう側に見える、上下に動くミキの下顎。
恐らく、互いの股間を舐め合っている最中で、下になるケンヤが撮った映像。
ミキのあそこだけは近すぎる為ボヤけていましたが、お腹から胸にかけての綺麗なライン、重力のままに重そうに垂れる乳房、その先で懸命に上下するミキの顔がはっきり映し出されていました。
卑猥過ぎて思わず息を呑んでしまう程です。
二度三度と繰り返し見ていましたが、そのメールにメッセージも添えられていた事に気付きました。

「この光景、俺は結構好きなんだよね。タクちゃんはどお?」

癪に障るメッセージでした。
私は今までこんな角度からミキを見た事はありません。
もし私が同じ事をミキとしたならば、フェラされるまでもなく、視覚だけでもすぐに射精してしまうでしょう。
ケンヤのように楽しむ余裕などないと思います。
その日は事前にケンヤと揉めてしまったからか、少々私に対する挑発が過ぎるような気もしました。
本当にミキが奪われるかもしれないという焦り、これまで味わった事のない嫉妬と興奮。
そして携帯が鳴り、二度目の実況が始まりました。

「あっもう、全然小さくなってない。」
「いつもの事でしょ。」

恋人同士のような囁き合いが続きました。
セックス中の音声ではなく、暫くそんな二人の会話だけを聞かされ、最初はケンヤの意図が分かりませんでした。
しかし、私と二人っきりの時とは違い、ミキは明らかにいつもよりリラックスして話している事に気付きました。
下ネタを振るケンヤに対し、照れてはいるものの、楽しそうに返すミキ。
私の時とは大違いです。

ケンヤは本当にプロだと思いました。
下ネタを織り交ぜた何気ない会話は、ミキの深層心理が垣間見えてくるような気がし、私は何とも言いようのない嫉妬心を感じ始めていました。
それは単にミキの発言内容ばかりではなく、聞かれた事を素直に打ち明けてしまうのは、ケンヤへの揺るぎない信頼感があってこそ、という事実が私を狂いそうな程嫉妬させているのでした。
軽い下ネタを含んだ会話は、徐々に私の予想しない方向へ動き出しました。

「なんか今日まだ入れてないよね。」
「でも結構ぐったりかも・・・。」
「ミキちゃんイキ過ぎ(笑)そりゃ疲れるよ。」
「だって気持ち良いし・・・。」
「俺としたかった?待ち遠しかった?」
「いいや、全然。」
「何だよ~、ムカつく事言うね~(笑)」

くすぐっているのか、ミキが大笑いしたり、ベッドの軋む音がしたり、じゃれ合っていたと思ったら急に静まり返り、ミキの一言。

「ねぇ、キスして。」

貪るような、湿り気を帯びたイヤラシイ音がずっと響いていました。
時折聞こえるミキの切ない声が悩ましく、私のペニスは痛い程に勃起し続けています。
最近付き合い始めた恋人同士のような、熱くて長いキスが終わった時、私は自分の手の中で射精していました。
射精後の脱力感と鬱が体を支配しようとしていましたが、本当の鬱はここからでした。

「本当はね、早く抱いて欲しかった。」
「そう・・・俺も抱きたかったよ。」
「私ね・・・ちゃんと先生の言う事聞いてるんだよ。」
「え?」
「タクとは、ないの。」
「え?」
「タクとはずっとエッチしてないの。」
「・・・。」
「私最近ね、先生の顔思い出すだけで体が熱くなるの、こんな事今までなかったのに。」
「あのさ、最近仕事の方はどうよ?」

私とミキが暫くレス状態だったのは、ケンヤの指しがねだった事が分かりました。
ケンヤは慌てて話題を変えようとしていましたが、もう遅い。
すぐに通話は切れました。

私は目の前が真っ暗になりました。
ミキは既に身も心もケンヤに奪われてしまっていたという事です。
すぐにケンヤの携帯に電話、しかし電源が切られています。
ミキも同じ、私の連絡の届かないところで二人は抱き合い、舌を吸い合い、お互いの性器を舐め合い、そしてセックスをしている。
知らず知らずの内にドアのガラスを蹴り割っていた私は、靴下から滲む血を見て冷静さを取り戻しました。
この後ケンヤはどうするのか?
ミキの発言は予想外のはず。

慌てたケンヤはホテルを出たかもしれない、全力で私に謝罪の電話をかけてくるかもしれない。
私は滅多に飲まないウイスキーを口にしながら、自分にとって都合の良い事ばかりを考えるようになっていました。
今もうと現実逃避ですね。
しかし、そんな馬鹿な私の予想は呆気なく覆されました。
ケンヤからの電話です。
いきなり、感極まる様なミキの声。

「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁっ!ダメッ、また、イクッ!」
「・・・。」
「いやっ、そこ・・・ん・・・いいぃぃ、凄くいいよぉ!」
「ああ、俺も、ああ、もうすぐ・・・。」
「一緒に・・・ねぇ?一緒に、イこう?」
「おぉ、出る!あぁマジ出る!」

私は携帯に向かって怒鳴り散らしていました。
でも、二人はそんな私の声に気づくはずもなく、セックスに没頭・・・。
二人でクライマックスが近かったんでしょうから、無我夢中だったのでしょう。
そして肉のぶつかり合う音の感覚が狭く、大きくなっていきました。

「愛してるぅ!先生!愛してるぅぅぅ!」
「出るっ!出るっ!」
「私も!イクッ!い、いやぁぁぁ!イクイクイクッ!」

静まり返りる二人、荒い呼吸だけが聞こえました。
ミキは半分、泣いているような感じでした。
それ程までに良いという事なのでしょうか。
ケンヤに対して、怒りというよりも男としての敗北感、そして後悔にまみれた私は声をあげる事も忘れ、ただただ携帯に耳を押し付ける事しかできませんでした。
落ち着きを取り戻して来た二人は二言三言交わした後、やっと終焉を告げました。

「もう戻らんとな。」
「うん。」

名残惜しむようなミキの言葉の後、携帯は切れました。
あんな激しいセックスの後でも冷静に携帯を操作するケンヤ。
生まれつきの演出家なのかもしれません。
全てが計算されているようでした。
そして私は、ふと思いました。
全てが仕組まれた事なのかもしれないと。
仕組んだつもりが仕組まれた・・・。
つまり、ミキの発言は全てケンヤが無理矢理言わせたものに違いないと。
ケンヤを愛してるだの、旦那にセックスさせていない等、全ては巧妙に仕組まれたケンヤの演出だったのだと。
今思うと、そう自分を「思い込ませる」事で平静さを保っていたのだと思います。
私の心は壊れかかっていました。

結婚二年目 その4に続く

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